こんにちは、のらねこです。
タイの正月休みは期間も短く今年は旅行もできない状況で家時間が長かったので、
最近Amazon Prime Videoで公開された『映画えんとつ町のプペル』を鑑賞しました。
日本にお住まいの方にとっては、2022年でいまさら感があると思いますが、
実は、タイでは映画えんとつ町のプペルは未上映です。(2022年1月現在)
なので現状タイで観れている方は、日本で上映中に一時帰国していた方、
または、DVD・ブルーレイを購入されていた方ぐらいということになります。
タイお住まいの方は、まだ観られたことがない方がほとんどと思います。
そんな中で待望の Amazon Prime Videoでの配信です。
昨年から有料レンタル配信はしていたのですが、なかなか見るタイミングがなく、
そろそみようかと思っていたところPrime会員無料配信に変わっており、完璧なタイミングで観ることができました。
ということで、今更ですが初見レビューをさせていただきます。
以下、ネタバレ注意です。
映画 えんとつ町のプペル レビュー
映画えんとつ町のプペルは、キングコングで絵本作家の西野亮廣さんが手がける絵本作品「えんとつ町のプペル」を原作とした映画化作品です。
私も当時サロンメンバーだったので、当時の映画化までの流れはタイムリーに追っかけておりました。
絵本作成の段階から、既に映画化までの構成がありそれらを逆算して一部を切り出し絵本で認知を獲得していったという、映画化にたどり着くまでには緻密な戦略的ストーリーがあり、
非常に学びがあり面白くサロン記事を追っかけておりました。
そのため想いいれたっぷりの映画作品だったのですが、
100年に一度のウイルスもあり、タイではまだ上映がされておりませんでしたので、
「いつになったら観れるのか」と期待いっぱいで待っておりました。
そして、このタイミングでAmazon Prime Videoでの配信です。
期待値マックスで映画を鑑賞した素直な感想
評価は100点満点中・・・
55点でした。
誤解のない様に先に申し上げておくと、
オンラインサロンに入るぐらい西野さんの活動を応援しておりますので、逆張りしているアンチではございません。
楽しみで期待しすぎたからというのもあるのですが、少し厳しめの評価になってしまいました。
印象に残った点は、以下の通りです。
- キャラクターの見せ方が雑
- 声優は素晴らしい
- 挿入歌が多すぎる
- HYDE とロザリーナは最高にマッチしている
- ストーリーが丁寧でない
印象に残った点 ①
印象に残った点を順番に語っていきます。
一番印象的だったのが、キャラクターの見せ方が非常に雑だったことです。
キャラの背景や視点の見せ方、受けてはキャラに対して思い入れが変わってきます。
その部分が非常に弱かったなと思います。
ルビッチやプペルはそれなりに尺があるので、感情移入できましたがサブキャラの見せ方がもったいなかったと感じました。
特に、ルビッチの母ローラや友人のアントニオは、それなりにいい発言をしているのですが、
感情移入できるだけのエピソードが見せられてないので、いいセリフにもどこかしら物足りなさを感じました。
比較して大変恐縮ですが、
「ONE PIECE」のような作品だと、どのキャラにもそのキャラクターの立場なりのエピソードがありますので、麦わらの一味以外にも読者が感情移入できるキャラが多い理由です。
また、「鬼滅の刃」だと鬼側目線のエピソード(なぜ鬼になったのかなど)が描かたり、
「約束のネバーランド」も敵側描写がしっかりあります。
多様性が重視される近年のヒット作には、敵キャラの背景を見せる作品が増えている印象です。
おそらく本作品も主人公以外にもキャラだちさせたい意図はみえたので、そういったところを丁寧に描いてほしかったです。
印象に残った点 ②
声優については芸能人が多く集客目当てと批判されていたようですが、
実際に観た印象は、
全く問題ないというか、かなり素晴らしい実力派の声優陣だったなあと感激しました。
実力派の役者さんは声優をやっても一流のポテンシャルがあるんですね。
すごい!
印象に残った点 ③
映画内の挿入歌が多すぎ問題です。
挿入歌が多いということは、それだけセリフを端折ることになってしまい、ダイジェスト風なシーンが増えてしまします。
映画上映の構成上、時間を削る作業が妥協したのではないかと勝手に邪推してますが、
正直なところ、声優が素晴らしかったので、しっかり表現できなかったシーンが多くなるのはもったいないの一言に尽きます。
印象に残った点 ④
オープニングのHYDE とエンディングのロザリーナは最高でした。
これほどまでにマッチしている歌もありませんね。
ここが良すぎたので、余計に他の挿入歌いらんかった感が強かったのかもしれません。
印象に残った点 ⑤
ストーリーは全体を通して弱かったなと思います。
鎖国の理由にもっともらしい「悪い理由」があったりすれば、それを壊そうとする正義が対抗になり面白かったのですが、レター家が無理やり鎖国をやっているような感じで、
結局のところ、「星をみたからどうなん?」ってなってしまいました。
この辺どうなんでしょか・・・・。本質が理解できていないそうなので、もう一回見てみようかな?
タイでえんとつ町プペルを見るには
タイでえんとつ町プペルを見るには、
現在はAmazon Prime Videoで視聴可能です。
そして、ついに2022年2月27日から、タイで映画えんとつ町のプペルが公開されます。@チェンマイ。
全国のSF CINEMAで上映ではなく、チェンマイのJAPAN FESTIVALの一貫とのことですので、バンコクにお住いの方からすると映画館で見るのはまだ先になりそうですね。
日系映画ですのでCENTRAL WORLDのSFシネマで大きく扱ってほしいところですが。
映画は映画館で観ることを想定して作成しているので、映画館でみるとまたさらに楽しみが増える可能性は十分にあります。
まだ観られていない方・Amazon Prime Videoで観られた方も、このチャンスをお見逃しなく。
おわりに
海外に住んだら、Amazon Prime &VPN接続はあると、娯楽の幅が広がるので非常に便利です。
今なら「映画えんとつ町のプペル」がAmazon Prime Videoで無料で観れますので、
タイにお住いでまだ映画えんとつ町のプペルを観られていない方は、これを機に観てみてはいかがでしょうか。
ほな、バイバイ!
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