簿記2級の次に挑戦する資格 建設業経理士試験

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こんにちは、のらねこです。

以前、海外在住の際に日商簿記2級を取得しまして、

次はどんな資格をとろうかというところで考えていました。

日商簿記2級を取得した後に目指す資格の王道は日商簿記1級ですが、日本へ転勤したばかりで負担も大きいことが予想されたので、しばしよりみち。

まずは建設業経理士2級を取得しようということでチャレンジしました。

建設業経理士

建設業経理検定試験とは、建設業経理に関する知識と処理能力の向上を図るための資格試験
です。「建設業経理士検定試験」(1級、2級)は、建設業法施行規則第18条の3に基づく「登録経理
試験」として、また、「建設業経理事務士検定試験」(3級、4級)は(一財)建設業振興基金独自の試験
として実施しています。
 なお、1級及び2級建設業経理士検定試験に合格した者は、その合格した日から5年を経過する
日が属する年度の年度末までは、経営事項審査における「公認会計士等の数」において評価されて
います。この期間を経過した後は、「登録経理講習」を修了することで評価対象となります。

出典:一般財団法人建設業振興基金 
https://www.keiri-kentei.jp/

建設業経理士とは、簡単にいうと建設業特化型の簿記試験になります。

国土交通が官庁入札の際に義務付けている「経営事項審査」のポイント加点になりますので建設業の会社からみれば資格保有に対する評価される資格となります。

そのため、現在建設業界で働かれていたり、今後建設業界で働くためには必要な簿記知識といったところです。

私自身も仕事柄で建設業に絡むことが多々あるので、簿記知識を活かしながら建設業の知識もレベルアップできるのではないかということで合格を目指しています。

建設業経理士2級の難易度

建設業経理士2級の難易度は、比較的簡単なレベルの資格です。

出典:一般財団法人建設業振興基金 
https://www.keiri-kentei.jp/

建設業経理士2級の合格率は、平均で30~40%は合格しています。

日商簿記2級の合格率は過去10回の平均で21.5%となっておりますので、簿記2級よりは易しめの印象です。

実際に勉強してみて感じたこととして、日商簿記2級の論点は簿記2級の半分以下です。

簿記2級をすでに合格している方にとっては知識がかなり重複しますので、

感覚的には、目新しい論点は30%ぐらいの内容になります。

建設業経理士2級の出題範囲

建設業に特化した問題は多少ありますが、ほとんどが簿記2級の知識で対応可能です。

イメージとしては、
日商簿記3級→建設業経理士2級→日商簿記2級→建設業経理士1級→日商簿記1級

の順に受ければ段階的に知識をつけることができます。

私の場合は、順番を間違えてしまいましたが、それはそれでありかなと思います。

建設業経理士の勉強方法

資格試験はどこにいてもできる勉強法でないと意味がありません。

初学者で再現性が高い方法をご紹介します。

インプット

日商簿記2級を先に取得しましたので、

建設業経理士2級を受験するうえで、特段のインプットはしませんでした。

正確には日商簿記2級取得時に行ったインプットで事足りました。

ちなみに日商簿記2級で使用したインプットをご紹介しておきます。

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▼日商簿記2級時のインプット教材

私はインプットではテキストを使用しませんでした。

使ったインプット用テキスト教材は、「YouTube」のみです。

??YouTube??

となった方も多いと思いますが、無料のコンテンツと侮るなかれ。

YouTubeの教育コンテンツのレベルはかなり高くなっています。

理由としては、実践・実務で活躍した方が多く参入しているからです。

どうゆうことかというと、資格試験教育を専門にしている方は、実践での経験が浅かったりします。

一方で実務に勤めている方は、教育のフィールドにはいなかったというのが通例でした。

しかし、今は副業が当たり前になってきたりで、YouTubeなどのコンテンツは実務経験者(いわゆるプロ)の参入が当たり前の時代になりました。

そうゆう時代変化により、YouTubeが教育教材として非常に優良コンテンツとなっている所以です。

教育コンテンツの中でもとくに簿記は、かなりの方が参入しておりコンテンツの優良性がとにかくすさまじいです。

私がおすすめしたいのは、「ふくしままさゆき」さん

チャンネル登録者数 30万人越の簿記系の人気YouTuberです。

動画は簿記3級と2級の全範囲を網羅したコンテンツがあり、とにかく理解して勉強できるのでわかりやすく納得しながら学習を進めることができます。

私自身簿記3級を受けた時は、このようなコンテンツは存在しなかったので、今学習する人はうらやましい。(簿記3級は10年ほど前ですが4回落ちました・・・)

簿記2級は平均学習時間300~500時間と言われているような資格なので、とにかく試験範囲が膨大ですが、ふくしままさゆきさんの動画は全範囲を網羅したコンテンツが揃っております。

簿記2級関連のコンテンツのプレイリストは、[商業簿記][商業簿記連結会計][工業簿記]の3種類

  • 商業簿記 計35本(約27時間)
  • 商業簿記連結会計 計10本(約6.5時間)
  • 工業簿記 計35本(約29時間)

とギッシリの内容。

日商簿記2級を受かった方の報告をTwitterでサーチしていると、動画を3~5周というのが一般的でした。

私も合計4周ぐらい(苦手なところは5周)は視聴しました。

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ここまでは、簿記2級時の勉強法ですが、

建設業経理士2級の際にも日商簿記で培った知識のみのインプットでこれだけしかやっていません。

実際にここにあるものを網羅しておけば、まったく不自由しませんでした。

ちなみに「ふくしままさゆき」さんのコンテンツは、テキストもあります

Amazon プライム会員に加入していれば、商業簿記のテキストは無料。

さらにKindle Unlimited に加入していれば、商業簿記テキスト+工業簿記テキストまで無料です。

YouTubeでも充分ですがあえてテキストを購入するなら、電子書籍で買える(さらに安い)このテキストが超絶おすすめです。

アウトプット

アウトプットはTAC出版の建設業経理士の問題集と過去問を購入しました。

勉強としてはこれらのテキストを繰り返し行いました。

日商簿記2級のインプットしかしていないので足りていない論点の補強は、ここで行ったという感じです。

これらを使いなが1月〜3月でしっかりやり込み試験に挑みました。

余談ですが、電卓はこだわりのものを買うと勉強が捗りますのでモチベーション維持におすすめです。

簿記の相棒選びは大切にしましょう。

結果は

第32回の建設業経理士試験に参加しましたが、自己採点の感覚では十分に合格点に達しておりました。

結果発表は。。。。。

見事に合格しておりました。

試験終了後テキストは全てメルカリにて販売してしまったので、無事に受かっていてよかったです。

おわりに

建設業界はオリンピック以降は景気が落ちてくるのではと言われていましたが、首都圏内は現状では衰えを知りません。

そして大阪IRカジノプロジェクトなどもあり、今後も拡大必須の業界です。

これからも注目業界であることは間違いのない建設業界ですので、

建設業に携わる会計知識の資格として、建設業経理士のプレゼンスも上がっていくでしょう。

日本の会計基準は発展途上ということもあり、簿記試験の傾向として今後も難易度は徐々に上がっていく可能性もあります。

建設業経理士も今後難化の可能性がありますので、

そういった意味では、建設業経理士の資格は早めに取得しておくとメリットは大きいのでおすすめです。

ほな、バイバイ!

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