海外赴任後、高速で成長でするための技術

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こんにちは、のらねこです。

100年に一度のウイルスによる突然の非日常から徐々に日常が近づきつつあり、国と国との移動も少しずつ増えていく中で、海外への赴任の準備を進めている方も多いのではないでしょうか。

海外赴任が決まり、期待とは裏腹に、
「うまくいくかな?」と不安を持たれる方も多いかなと思います。

▼この記事はこういった方におすすめ

海外赴任後に、最短かつ効率よく成長したい方

日系企業の海外駐在では、
一般的に海外赴任後は「海外赴任手当」や「危険手当」などで給与が増え(現地人の数倍であったり)るため、
現地スタッフからは、即戦力として期待されることが多いです。

実際のところ、給料が増えても簡単に即戦力とはいきません。

そのため、出来るだけ早く給料に見合うだけの成長(欲を言えば給料の倍以上)をしていく必要があります。

私は海外赴任時は24歳でした。

業務知識も経験も不十分なサラリーマン1年目社員でしたのでかなり苦労しました。

何度も何度も遠回りしてきました。

また、これまで何人もの海外赴任者を受け入れてみてきていますので、
それらの方々を見てきた経験からベストな方法と成長の仕方についてお伝えしていきます。

赴任する年代タイミングも会社それぞれ、人それぞれですが、
効率よく成長するやり方は同じですので、やるべきをしっかりこなしてさえいけば効率よく戦力として計算される人材になれます。

最短かつ効率よく成長するために頑張っていきましょう。

海外赴任後、最短かつ効率よく成長する

赴任後に、最短かつ効率よく成長するために必要なステップは、以下の3つです。

  1. 意思疎通する力
  2. アイデンティティと現地を比較し、差別化すること
  3. 経営思考を持つこと

意思疎通する力

まず1つ目として最も大事なのは「意思疎通する力」です。

これが、確実に必要な能力の一つです。

コミュニケーション力が「ない」または「伸ばせない」と海外駐在員としては、
はっきり言って厳しいです。

まずローカルスタッフに相手にされませんので、まずは意思疎通する力を磨いていきましょう。

ひとつ注意してほしいのは「言語力」ではなく、「意思疎通する力」です。
勘違いされる方が多いですが、言語というものは意思疎通の手段であって目的ではありません。

英語が流暢に話せても、薄っぺらいと意味がありません。
たとえば、パントマイムのプロであったり、絵描きさんなどは、
言語なしでも意思疎通できたりします。

逆に言えば、言語力がなくても問題ないということです。

そのため英語をしっかり学んで話そうとするよりは、
意思疎通を何度も何度も実践して繰り返して、
その原因がボキャブラリーが不十分とわかれば、その後に言語力を強化して補っていくような形でかまいません。

ですので、赴任後にまずやってほしいのは、
業務で接する現地社員と会話したりジェスチャーしたりで意思疎通を積極的に磨くことで、
自分の能力を発揮できる環境が作れます。

もちろん、英会話や現地の言語を習うことももちろん効果的ですが、これが目的にならないように気をつけましょう。

アイデンティティと現地を比較し、差別化すること

意思疎通ができるようになれば、次のステップです。

自身のアイデンティティと現地を比較して、差別化によって存在感をだしていく必要があります。

海外赴任した場合は、現地の関係者とやり取りします。

日本での知識や経験値は現地の方が持ち合わしていないものですので、
日本人が圧倒的に優位性を保てる点です。

日本のものさしをもっていると、現地の特色との比較ができれば、
それだけでも差別化できる人材になれ重宝されることになります。

私の場合は、日本での経験がままならないまま海外に出てきましたので、
差別化するものさしが圧倒的に不足していたと感じます。

事例:国を移動した場合

しかし、シンガポールからタイに移動した際の事例として、
シンガポールで「働いたものさし」を持っていましたので、
タイでの業務との特色の違いを自分なりに分析して把握することで、爆速で成長率を引き上げることが可能でした。

事例:営業職

例えば営業職のケースだと、
一度プレゼン技術をみにつけると、別の会社や国に移動しても、そのまま枠組みで資料データを落とし込むだけで、これまでのアイデンティティを活かしながら同様の力を発揮できますので、
楽に成長することができます。

経営思考を持つこと

ここまでくれば、3つ目のステップです。

海外赴任で必要な力は、経営思考を持つことです。

一般的に日本から海外赴任してきた日本人は、
サラリーマン気質が抜けずに経営者思考が圧倒的に欠けています。

日本では人として評価しない歯車労働をさせるのが効率よいのですが、
海外に来ると、子会社の経営者として経営存続まで目を向けなければならなくなります。

赴任してきた中間管理職クラスであっても、経営に目を向けきれていない社員をよく目にします。

現地社員としては、経営者として日本人をリスペクトしているため、
歯車中間管理職が海外赴任してくると、ギャップに呆れてしまうばかりです。

責任感が不足していると現地スタッフには感じ取られてしまうので、信用されなくなってしまいます。現地社員とうまくいかないパターンの大半がこの場合です。

そのためには、
現地の経営データは把握して、経営まで考えた責任感ある視点で業務に向き合うことが、
成長を高めてくれます。

そうすることで現地社員から認められる可能性も高くなり、扱える業務も広がっていきます。

おわりに

最近は「日本から赴任してきても、役に立たない日本人が多い」とタイ人がつぶやいていたりすることをよく耳にしましたので、
日本人駐在員への警鐘として、このような記事を書かせていただきました。

日本企業がタイに進出して30年から40年程度経つ会社が多いですが、
設立当初は優秀な社員が来ていたが、会社の成長と共にローカルが育て来るので、舌が肥えている部分があるかもしれません。
それにしても、最近の駐在員は中途半端な責任感しか持っていないと思われることも多いです。

海外業務は給料が上がるだけのヌルゲーではありませんが、
うまく順序をふまえながら成長すれば、攻略が楽しめる難易度のゲームです。

しっかりやればやりがいは増え、楽しい駐在員生活を送れると思います。

初の海外赴任には不安はつきもの。

その反面日本以上にやれることは格段に増えますので、仕事ができる方には最高の環境かと思います。

いろいろな経験を積極的にしながら、やりがいのある駐在員生活を送れるようにしていきましょう。

ほな、バイバイ!

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