こんにちは、のらねこです。
タイでビジネスをされている方の中には、会社によっては、後任が赴任できないが帰任は予定通りされていき、駐在人数がどんどん減っていくというコロナ禍の状況で、お忙しい日々をお過ごしの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
無理だと思っていた人数でも意外に業務が回ってしまっている状況をみて、本社から駐在人数削減を言い渡されたりということも今後はあるのではないでしょうか。
そんな世知がない渦中ではございますが、徐々に緩和していく中でタイに赴任される方もいらっしゃると思いますので、コロナ禍に「タイへに赴任する手続き流れ」についてご紹介いたします。
実際に自社であった実例をもとに記載していますが、他の方法もいろいろあるのではないかとでしょうか。あくまで一例としてお考え下さい。
シンガポールからタイの事例
1)渡航フライトチケットの確認 これができなければ、ビザも確保できないようです。まず最初のハードルです。かなり競争率が高い線もあるらしいです。
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2)タイ大使館でノンイミグラントーB、(NON-Bビザ) と COE(Certificate of Entering)の申請
就労者家族がいる場合はノンイミグラントビザーOも必要となります。
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3)上記2つが承認されれば、ビザとCOEの受取りです。
だいたい一週間ぐらいで承認されるようです。
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4)予約していた渡航E-チケットの発行。
タイでのホテルを確保しないとE-チケットは発行されません。
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5)自国での引越し作業を行う
国ごとに引っ越し業者に依頼して、引っ越し作業を進めてください。
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6)「PCR検査」実施
E-チケットを発行しても、PCR検査を行ない陰性でないと飛行機に乗ることはできません。
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7)「PCR検査」の陰性証明と「fit to fly」(渡航可能健康証明)の受取り
フライトが近づいてきました。いよいよですね。
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8)出国(タイへ)
それではついに出国です。
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9)タイに到着 「PCR検査」後に隔離ホテルに移動
(空港からホテルへは移動はホテルパッケージに含まれている)
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10)代替政府検疫施設(ASQ:Alternative State Quarantine)と呼ばれる代替え隔離施設となるホテルで2週間隔離生活
※隔離ホテル一覧はこちらから
http://www.hsscovid.com/
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11)ホテル滞在期間中に2度「PCR検査」を受ける
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12)2度の「PCR検査」を陰性でパスする
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13)2週間後 ASQでの隔離終了
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14)隔離終了後、居住地を探す、ワークパミットを取得する。
上記の手続きもかなり手間ですが、外国人隔離中はホテル代が15万円~20万円程度かかる異常な状態です。家族いると移動してくるだけで100万円コースですね。
お金も手間も非常にかかる状態です。
異動にこれだけのコストがかかると、今後異動を躊躇する会社も増えてくるんじゃないかなと思います。
隔離生活も結構厳しい(菌扱いされる)とのことでかなり疲弊してしまうのでしょう。
おわりに
現状、国外移動は全くできないとはいいませんが、手間もコストもかかるので非常にハードルが高いです。
それでも、日本からの赴任希望者は数万人の状態のようですね。
コロナ自体が落ち着いてきたとしても経済状況は依然として悪く、コストがかかるなどいろいろと後ろ向きなニュースが多く厳しい環境ではありますが、停滞後は大きな変化が必ず訪れます。
それは言い換えればチャンスになる瞬間です。今後現れる大きな波を乗り越えるための準備期間と思って行動していきましょう。
ほな、バイバイ!
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