『ボイステック革命』を読んで スマホ以来の大変革を見逃すな

読書

こんにちは、のらねこです。

現在熱中している読書ですが、面白い作品と出会ったので、
投稿スケジュールを若干変更してお届けさせていただきます。

最近Amazonの書籍ランキングやTwitter界隈でも注目されている『ボイステック革命』を紹介させていただきます。
こちらの書籍の著者は、音声プラットフォームコンテンツの「Voicy」を扱う株式会社Voicy代表の緒方憲太郎さんです。(緒方憲太郎さんTwitterアカウントはこちらから)
キングコング西野さんとのYouTube対談で初めて拝見して以来、
VoicyアカウントやTwitterアカウントをフォローして動向に注目している経営者の一人です。
大阪出身の方で、座右の銘は「人生道に迷ったらオモロイ方へ」というコテコテのにおいがする方です。

『ボイステック革命』に出会ったきっかけ

『ボイステック革命』は6月19日発売以来増刷を繰り返している今話題の著書

私自身、Amazonの月額サービスKindle Unlimitedに加入したため、普段は月額コンテンツ内で読むことができる本を優先しております。
なぜ、有料であるにもかかわらず『ボイステック革命』を購入したかといいますと、
きっかけはYoutube講演家鴨頭さんと著者の緒方憲太郎さんのYouTube対談です。
1時間ほどの動画ですが、めちゃくちゃおもいしろいので是非観てみてください。

これを観て、「スマホの次の世界がくる!」という強烈な煽りとその内容に、
「読むタイミングとして今を逃してはダメだ」となり、紀伊国屋エムクオーティエ店に直行しました。(視聴から行動まで約30分)

のらねこ
のらねこ

ボイステック革命はありますかー?

すると、

店員さん
店員さん

この本は入荷しておりません、
今後の入荷予定もありません

とのことでした。

のらねこ
のらねこ

OMG!!
入荷予定もないとは・・・・

ということで、困ったときはKindle (電子書籍)です。
電子版が発売されていたので、無事に電子版で購入することができました。

海外生活でKindle は必須ですので、海外赴任の方は入手しておいたほうがいいですよ。

海外生活でkindleが必須な理由

  • 本(ハード)が日本で購入するより高価。電子書籍価格は世界共通
  • 本(ハード)の品ぞろえが悪い
  • 日系書籍の中古市場が大きくないので、リセールバリューが低い
  • 荷物が増えると、移動コストがかかる

▼電子版でダウンロードしました。

『ボイステック革命』 感想レビュー

それでは、ボイステック革命の感想になります。

以下ネタバレを含みます。ご注意ください。

本著書『ボイステック革命』は、
音声をつかったテクノロジー(以下ボイステック)の影響で「スマホ登場以来の大変革」といわれる根拠について、これまでの成長・今後の可能性・テクノロジーを解説している著書となります。

いわるゆ、未来を予想していく本ということになります。

読む前は、「Voicyサービスへの誘導が目的なのかな」と邪推していましたが、
読み終えた後はそのような感じは一切なく、

「ともに未来を作っていきましょう」といった強いメッセージ性を感じました。

自身のボイステック活用

本書で、ボイステックの活用について書かれているので、
自分自身がボイステックをこれまでどのようにつかっていたんだろうというところを考えてみました。

本書では、ボイステックそのものが普及したのは2010年台で、「スマホが普及したことで音声が拡大するためのインフラが整い始めたから」という流れの様です。

まず音声サービスの役割として、大きく分けると①エンタメ要素と②作業の効率化の2つがあります。

①:ラジオやPodcastや音楽(Spotifyなど)・SNS(クラブハウスなど)「エンタメ要素」
②:テキストに代わる情報伝達手段による文字入力といった「作業効率化」

私自身がこれまでに、ボイステックをどのように活用していたかというと、圧倒的に①のエンタメ要素です。

エンタメ要素

学生時代にボイスを使った娯楽は、
音楽を聴いたり(UVERworld / Going Steadyが多かった )、
ラジオ(くりーむしちゅーのオールナイトニッポン)を勉強中やバイト中に「ながら」で聴いていたりしましたが、
社会人になってからは常時ネット接続が当たり前になり、もっぱら動画が多くなりYouTubeばかりでした

最近は、ながらで「Voicy」を毎日聴いております。
(お気に入りのVoicyパーソナリティは①MBさん、②西野さん、③けんすうさん、④ながら日経さんなど)

熱狂的に流行ったボイスSNS「クラブハウス」は? といいますと、
=>招待してもらえる友達がおらず、実は全くやったことありません。
(恥ずかしい笑 )

日本でボイステックが注目されたのはクラブハウス以降で、
クラブハウスがでてくる以前は、
日本人としては、音声文化があまり身近に感じないですが、
タイの生活では仕事でも車移動が多いので、車中でテキストを読んでいると車酔いしてしまうため、
ながら生活の環境ができているので、
①YouTubeで音声だけ聞き流ししたり、②音楽鑑賞や③Voicyを自然と使っています。

ながらを有効化すると情報を収集できる時間が増えてなんか得した気分になります。

作業の効率化

一方で、②作業の効率化としては、
私自身はまだまだ音声を全く活かせておらず、これから活用することで効率が上がると考えると、
今後には伸びしろしかない状況なので今からワクワクしております。

音声デバイス

インフラ形成以降、音声デバイスは格段に良くなったことも著書ではあげられておりました。

私自身が持つ音声デバイスは、正直なところめちゃくちゃ遅れております。

イヤホン

現在使っている「BOSEワイヤレスイヤホン」はマイクこそついていますが、
バッテリーが2時間程度しか持たないので、替え時間近。

買い替えるなら、やっぱりAirPods Proですかね。
AirPods Pro2の発売時期予想では、
まだ結構先なので、買い時を本気でどうしようか考え中です。

追記:結局、AirPods Pro購入しちゃいました。
あるとなるとめちゃくちゃ使っています。
なぜ今まで購入していなかったのかが謎なぐらい重宝しております。

スマートスピーカー

スマートスピーカーはこれまで一度も持っておらず。
スマホ同様「一度使うと、手放せなくなる」という類のものらしいので、早くトライしないとなと思っています。

音声ネイティブの子どもさんなどは、3歳ぐらいでも「ヘイ!シリ!」と呼ぶらしい。
一丁前ですな。(笑)

本書からの学び

自分自身の活動を振り返ってみていくと、
まだまだボイスはこれからの市場と思っておりましたが、
意外にもそんなことはなく、2025年には1,968万世帯に普及し、普及率は39.0%にまで上昇する予測ということで、もうすでに火がついている市場でした。

▼日本 スマートスピーカー保有世帯数予測(万世帯, 2019ー2025)

出典:https://statdb.jp/facts/41282

自分はまさに「ボイステック周回遅れ」レベルで、恥ずかしい限りです。

逆にいうと今知れて、取り残されずによかったです。

本書を読んだ印象としては、
テクノロジーの進化によって、「ボイステック革命が来るのは待ったなし」という感じがします。

待ったなしと感じる理由としては、大きく3つあります。

可処分時間が長い

これは、本書でも言及されていますが、

コンテンツが人間の暇な時間(本書では可処分時間と表現)の奪い合いと考えると、
動画などのコンテンツは、「集中して効果を発揮する。」ためコンテンツ利用時間が空き時間に限定される
一方で、音声コンテンツは何かをしながらという「ながら」が可能
そのため、音声はコンテンツを利用できる可処分時間が、動画と比べても圧倒的に広がっていくという。

そうなると、

「すきま時間があるとどんどん情報を取り込む => 情報中毒化していく

引用元:本書『ボイステック革命』から

このように人が情報中毒化していくと、
ホリエモンみたいな情報をどん欲に吸収している人と、そうでない人
情報格差がこれまで以上に発生してしまい、ますます「差がつく」社会になりそうです。

しっかり最新情報をキャッチして、リテラシーをあげていきましょう。

また、音声市場が伸びていくと、それに比例するかのように音声コンテンツが充実していくので、
それはそれでおもしろい未来がまっています。

仮に「ONE PIECEを読みながら、声優の声で聴けるコンテンツ」こんなのがあれば、
個人的には夢のようですね。

作業効率が可能

様々な業界で、音声テクノロジーを用いて業務効率が行われ始めているようです。
試験的にやっているところもあるようですが、
切羽詰まっている分野、特に医療現場のような人手不足が発生している業界では、
積極的に使われて一気に普及する可能性があるようです。

私自身も、ブログをやったり複数のビジネスを回していくには、
これまで以上に業務を効率化していけるようなボイステック活用法を考えていきたいと思います。

利用者の裾野が多い

「音声コンテンツは編集手間が比較的少ないため、多忙な人でも発信することができて、これまでになかった有益なコンテンツが生まれる可能性がある。」

引用元:本書『ボイステック革命』から

音声は、編集技術や手間・時間的制約が少ない分、より実力のある人が活躍できる舞台が音声にはあるようです。

「芸能人やスポーツ選手がYouTubeに参入して、普段テレビでは見せないような深い話」を聞いて非常に感銘を受けましたが、
音声コンテンツが広がると、さらなる希少スペシャリストが発信に利用する場面が出てくるかもしれません。
本書では、「マグロ漁師のコンテンツ」を例えに挙げておりました。確かに話題としてはめちゃくちゃ気になると思います。

私はONE PIECEが好きなので、
仮に、ONE PIECE連載終了後に「尾田栄一郎先生によるONE PIECEの裏側設定トーク」なんかあれば私は絶対聞きますね。
値段がつけられないぐらい価値ある市場が、たくさん生まれる可能性があります。

また、音声は高齢者市場への活用の増加が見込まれるようです。
例えば、IT化されても煩雑な入力作業でわからないためにあらゆるものに参加ができなかった高齢者の方も、音声アシスタントや音声入力で参入障壁が低くなってくると、市場のさらなる拡大やコンテンツの拡充が見込まれることになってきます。


このような理由から、「ボイステック革命が来るのは待ったなし」という本書で書かれている未来に納得できるところであります。

おわりに

一般的に本は書いてから出版までのタイムラグがあるので、少し古い情報になってしまいがちです。
そう言った理由から、私はそれほど最新書籍を追っかけていないタイプなのですが、
本書はめちゃくちゃタイムリーな内容が書かれており、まさに「最新で買う価値がある本」と言えます。

もちろん数年後に答え合わせ的に読んでも、面白そうですが、せっかく「今を生きている」のですから、今読んじゃいましょう。
そして、3~5年後に答え合わせでも読んでいけば、「何度読んでも味がする本」ということができるでしょう、

音声テクノロジーを活かしたサービスについて、
理解できるだけでなく、関心を得られたり、今後の活用方法を真剣に考えるきっかけになる本になります。

本を読み終えた後は、著者の緒方さんや株式会社Voicyがめちゃくちゃ魅力を感じると思います。
私はそうなりました!

ほな、バイバイ!

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