総合格闘技大会として18年ぶりに東京ドームで行われたRIZIN28 のメインイベント朝倉未来VSクレベル・コイケ戦は記憶に新しい。
かつては、PRIDEで最強を決めるPRIDE ヘビー級GPの会場にもなった東京ドーム
時代が変わりRIZINでメインを務めた男の若かりし時代の物語。
こんにちは、のらねこです。
最近は、一日一冊読書&投稿というスタイルになっています。
コロナ過が続いており他の記事が書けない間に、こうやって思考を整理していけたらと思っております。
本日は、総合格闘家でYouTubeの朝倉未来さんの著書『路上の伝説』を読書レビューです。
一般的に読み進めていくと、成り上がり系書籍で「不良かっけー」「50対2やば!!」みたいな感じになってしまうと思いますが、
せっかくなので、ビジネス視点でどうやっていかしていけるか分析していきます。
『路上の伝説』
本書は、著者の朝倉未来さんの幼少期~学生時代~暴走族時代~少年院~Outsider~RIZINデビュー戦までを描いた作品です。
内容はまさにマンガみたいな話で、興味深いのでサクサク読み進めることができました。
185万人登録のYouTuberということで、Youtubeで知った方も多いのではないでしょうか。
私は、学生時代にPRIDE全盛期やボクシング(パッキャオやメイウェザー)など比較的格闘技ブームをど真ん中で見ていたこともあり、格闘技視聴が好きな方でRIZINをきっかけに知ったという感じです。
むしろRIZINでYouTubeだったことを知ったぐらいです。
その後は、YouTubeのWin-Win-Winにゲスト出演したのをみて、非常に関心を持ちました。
そんな、朝倉未来さんの過去を描いた本書『路上の伝説』ですが、強烈なタイトルでめちゃくちゃ興味があったので早速ポチってみました。
率直な感想としては、本書を読む前と読んだ後で、「朝倉未来さんへの持っていた印象が大きく変わった」と言うことができます。
朝倉未来の人物像
皆さんご存知の通り、著者は不良から成り上がった人物と言えます。
しかし、著書にもありますが「ただ喧嘩が好きだっただけ」「何をしてくるかわからないスリル」というように、望んで不良になったというよりは、
自身の欲求がたまたま不良にマッチしていただけという印象がとても強いです。
本書を読んだ限りでは、あまり道徳的な悪はしていないと印象を強く受けました。
そういった点から、実はめちゃくちゃ戦略家なのではないかという疑問が芽生えてきました。
朝倉未来のスキル
本書で著書の幼少期~学生時代~暴走族時代~少年院~Outsider~RIZINデビューまでを語っています。
私が朝倉未来さんを知ったのはRIZINに出てきてからでしたので、もともと持っていたイメージでは、「ポテンシャルの高い才能の人」というものでした。
しかし、実際には幼少期から空手や相撲といったしっかりした基礎をもっており、
そこからスタートしていること、理由がある敗戦もしながら積み重ねてきているといった歴史がそこにはありました。
クレベル戦までにこういったものを知っていたら、また違った感情が芽生えたかもしれません。
また、もうひとつは秀でた分析力です。
不良時代の強烈なエピソードの中に埋もれてしまっていますが、
アルバイトなどで、考えながらうまくやることが楽しいと述べており、思考することで様々なことを分析するクセが、格闘技での分析力を培っているのではないかと考えることができました。
中でも、RIZINデビュー戦日沖発選手との試合前の相手の研究は凄いものでした。
当時RIZINを見ていて「デビュー戦に日沖発は、運営側が朝倉未来をつぶしに行ってる」とも思っていました。その後のKO決着はご存知の通り。
その裏側が著書では描かれていますが、こういった追及する姿勢はビジネスにおいても大切にする点だと考えています。
・徹底的に分析する。=>残っているデータは全て調べる
・古いものには変えられないクセが残っている。
・敗戦(失敗)後の分析
こういったことをビジネスの分野に具体化して落とし込み、活かしていきたいと考えています。
おわりに
本書はまさに成り上がりの一冊です。
しかし、成り上がるためには運以外に必要な要素がたくさんあるということを我々は学んでいく必要があります。
格闘技に興味がある方はもちろんですが、格闘技に興味がない方でも違う分野の著書から視野を広げられるますので、様々な分野の著書を読むのがおすすめです。
気になる方は、一度本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
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