タイ(バンコク)でアストラゼネカ製ワクチン2回目の接種が終わりました。
接種当日の流れ・経過状況など気になる方も多いと思いますので、接種した記録としてシェアしていきます。
基本的には一回目と同じ流れなので、細かい部分は一度目の記事を参照よろしくお願いします。
世界中で色々なコロナワクチンが出回っておりますが、
タイで現在普及しているワクチンは主に①アストラゼネカ製と②シノバック製となります。
そして、③シノファーム製はチュラポーン・ロイヤル・アカデミーを通じた予約が可能です。
日本で認可が取れているmRNAタイプのワクチンモデルナ製やファイザー製、アメリカ産のウイルスバクタータイプのジョンソンエンドジョンソン製も保健省食品医薬品委員会(FDA)で承認されており選択肢ではありますが、基礎疾患(持病)のある方や高齢の方以外には入手困難な状況が続いております。
モデルナ製は、有料かつ競争率の高い争奪戦となっており、
正直なところまったく先が見えない状況です。
一応11月にモデルナ接種予定のものを確保しましたので、3回目のブースターとして接種予定です。
タイで承認されているワクチン(2021年7月21日現在)
- アストラゼネカ製(イギリス)
- 科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製(中国)
- 中国医薬集団(シノファーム)製(中国)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製(アメリカ)
- モデルナ製(アメリカ)
- ファイザー製(アメリカ)
WHOが ワクチンの安全性や効果を承認している「緊急使用リスト(EUL: Emergency Use Listing)」には、これまで、アストラゼネカ製、ファイザー製、J&J製、モデルナ製、 シノファーム製 が認められています。
この「緊急使用リスト」にはいっている種類のワクチンを接種しておけば、将来的にワクチンパスポートとして他国入国時に規制緩和処置がされる可能性が高いです。
私が行っているビジネスでは多国間移動が必要なため、早急に入手可能なアストラゼネカ製ワクチンを接種しました。
このアストラゼネカ製のワクチンは前回同様「Social Security Fund」で確保されものです。
Social Security Fund とは
タイの社会保険は、健康保険・老齢年金・失業保険が含まれた保険制度です。
従業員の方は加入が義務付けられています。
is a fund providing security and coverage to the insured. The insured shall receive
compensation in case of injury, sickness, invalidity, and death which are not caused by employment including, childbirth child allowance, old age, and unemployment.
ワクチンの種類選択の決め手
正直なところアストラゼネカ製ワクチンを打つことには、乗り気ではありませんでした。
それでは、なぜアストラゼネカワクチン接種を決めたのかといいますと、
日本に一時帰国をしてワクチン接種するという選択肢もありますが、
現状の規制では、
①日本に帰ると14日間の隔離
②日本からタイに戻ると14日の隔離
合計28日間を隔離で過ごすことになります。
ビジネスに集中したいこの時期に一年のうち約7.6%もの時間を隔離で過ごすという選択肢は、
個人的にはなかったのでタイで効率よく接種する方法を取りました。
アストラゼネカ製ワクチン
アストラゼネカ製ワクチンはコロナウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクたんぱく質の「設計図」となるRNAを、運び屋(ベクター)として、チンパンジーのアデノウイルスに組み込んで投与します。そうすると、ヒトの細胞にアデノウイルスが感染し、体内でスパイクたんぱく質が作られ、生体の免疫が誘導され抗体が作られるという仕組みです。
※引用元:MEDIUS https://www.medius.co.jp/asourcenavi/vaccine-type/
これまでに、世界168 カ国・地域に5億回分以上のワクチンを供給されています。
アストラゼネカ製ワクチンの副反応
ワクチン接種の副反応には、当然個人差があります。
アストラゼネカ製ワクチンでこれまでに判明している副反応をまとめておきます。
- 接種箇所の痛み
- 倦怠感
- 筋肉痛
- 頭痛
- 発熱
- 血栓(稀に)
同タイミングで接種した社員100名以上いましたが、30%ぐらいは発熱していました。
発熱は起こりうる可能性が高いので、動揺せずっしっかりと対処する準備をしておきましょう。
接種前日するべきこと
副反応が気になる方は、前日の過ごし方が重要になってきます。
これが確かかどうかは医学的なエビデンスを見つけておりませんが、推奨されているものです。
副反応を抑えるために前日するべきこと
・アルコール類は控える
・喫煙を控える
・カフェイン類は控える
・水をたくさん摂る
・睡眠をしっかりとる
実際副反応がでるかどうかはわかりませんが、
プロとしてはワクチン接種の副反応でダウンする時間は少ないに越したことはないので、今出来ることをしっかり行い、コンディションを整えましょう。
接種当日
タイではショッピングセンターや教育機関など様々な場所で接種カウンターが設置されています。
今回のワクチン接種場所は、某教育機関での接種となりました。
会場へ向かう
なにごともまずは、接種会場に向かわないと話になりません。
どのような場所になるかはわかりませんが、タイではタクシーや電車など公共交通機関を使うのは許可されています。
当日の持ち物を確認しておきます。
持ち物
▼必須
- パスポート原本
- パスポートコピー
- Social Security Fundカード番号記載コピー
▼推奨
- お水
- 筆記具
当日いろいろと書き込む用紙があるので、筆記具はあったほうが便利です。
接種会場によっては、お水が入手できないところもありますのであったほうが便利です。
登録用紙記入
会場到着後に、登録用紙を受け取り氏名・電話番号・住所・症状を記載します。
全てタイ語表記だったのですが、フィーリングで記載できます。
記入後、必須書類(パスポート原本・パスポートコピー・Social Security Fundカード番号記載のコピー)と合わせて提出します。あとは、順番を並び流れに身をまかせていきます。
前回は血液検査がありましたが、今回はありませんでした。
前回低血圧で引っかかってしまっただけに警戒しておりましたが、問題なしでした。
ワクチン接種~経過症状
その後場所を移して、いよいよワクチン接種となります。
緊張する方もいらっしゃると思いますが、接種の時間はほんの一瞬です。
針は細めなので、あまり痛くありません。
タイ人の方はガタイがよくても顔をしかめてましたので、痛みに弱いのがなんか可愛いらしいですね!
症状は個体差があるようですが、経過状況です。(随時更新)
【接種後0日経過】 ➡ 腕に若干の違和感があるぐらい。睡魔があり10時間以上寝る。
【接種後1日経過】 ➡ 腕に若干の違和感があるぐらい。筋トレはスクワット開始。
【接種後2日経過】 ➡ ほぼ、違和感なし。筋トレは腕立伏せは可能。
【接種後3日経過】➡ 全く違和感なし。(筋トレガンガンできる)
【接種後4日経過】➡ 全く違和感なし。 (筋トレガンガンできる)
アストラゼネカワクチン接種は2回目の接種は、1回目より副反応の症状が浅かった気がします。
今回は副反応が薄かったので、直後からガンガン筋トレしたり、ゴルフができました。
副反応の症状は、
mRNAは2回目の副反応がきつく、
ウイルスベクターワクチンは1回目のほうがきつい
という感じでしょうか。
アストラゼネカで2回目でも発熱があった同僚もいましたので、
いずれにしても、個体差があるので油断せずに行きましょう。
※発熱は起こりうる可能性が高いので、動揺せずっしっかりと対処する準備をしておきましょう。
接種後~接種証明作成
接種した後は、アナフィラキシーの恐れもあるので30分ほど会場で待機しなくてはいけません。
アナフィラキシーとは、簡単に言うと、ワクチン接種の影響で起きるかもしれないアレルギー反応(蕁麻疹、吐気、下痢、呼吸困難など)のこと。
発症後すぐに鎮静剤を打てば、問題ないとのことです。
そのため、30分ほどは会場で待機している必要があり、その待ち時間の間で、接種証明書を作成してくれます。
接種証明書書類には、2回目完了ということが記載されています。
ここに接種したワクチン情報を追記していくようです。
モープロムというタイのワクチン記録管理アプリを使えば、データ管理できるのでおすすめです。
2回目を摂取すれば自然に2回目のデータが反映されます。
おわりに
まずは二回目のワクチン接種を終え、なんとなく少し安心感は芽生えました。
個人的にはモデルナを予約して確保していいるため、来年頃にブースター接種したいなと思っています。
また、家族は日本でのワクチン接種となり日本へ退避しましたので、家族がいない不自由さ・さびしさが残っています。
病院がひっ迫しているところからは落ち着きを見せましたので一安心ですね。
いずれにしてもワクチンを打ったからといってコロナが発症しないわけではありませんので、家族共に身体の免疫力を高めつつ、清潔に保ち予防を心がけていきます。
タイ在住日本人の皆様のご健康を、心よりお祈りしております。
ほな、バイバイ!
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