こんにちは、のらねこです。
タイでも11月1日からついに開国して観光客も含めた移動が始まりました。
まだ夜のお店などは規制される中で制限はありますが、街をみていても渋滞が増えたり、バックパックを持つ外国人がウロチョロしていたりする姿をみると、少しづつ活気を取り戻りしそうで前向きなマインドが持てそうです。
各国が規制緩和に向かう中で、迷走中なのがわが祖国日本です。
10月末に解散総選挙を控えていたこともあり開国が遅れただけでなく、
出張者限定の3日隔離への緩和を発表しました。
10日隔離は耐えられないけど、3日ぐらいなら隔離も我慢できるかという方もいると思いますが、
今回の規制緩和は内容が非常にお粗末なものでした。
興味がある方はNewsPicksの記事が非常にまとめられており、ここを参照いただければと理解が深まるのではないでしょうか。
2021/11/10 【3分理解】この入国緩和は「誰得」なのか【3分理解】この入国緩和は「誰得」なのかとうとう国境が開き始めた。11月8日、政府は、ビジネスや留学目的の入国者に対し、入国後の隔離期間を3日に短縮する措置を開始した。日本では、昨年から長らく、14日間の隔離が義務付けられていた。それ...
申請手続きの内容を調べてみたところ、
日本の3日隔離への手続きは、嘘みたいな内容でした。
- 承認には1カ月程度かかる
- ビジネス商談を前提
- 承認書は手書き
- 承認書は日本語のみ
期待していた一時帰国ですが、申請手続きのハードルをみて一時帰国を断念したという内容をピックアップしました。
入国規制緩和措置の問題点
ツッコミどころ満載ですが、ボトルネックになる部分を抜粋しました。
承認には1カ月かかる
正確なスケジュールではなく、あくまでスケジュール目安ですが、
スピードが命のビジネスシーンを目的としておいて、行けるかどうか決まるのが一か月以上前では、利用するのは限りなく不可能です。
目的をビジネスとするなら、目的に照らしながら制度設定して欲しいところです。
目安なので、今後申請者が増えていくと改善されるかもしれません。
(今の制度だと申請者が増えるとも思えない)
ビジネス商談を前提
なぜ、ビジネス商談が優先
なのかもよくわかりません。
海外には、日本に帰国できていない帯同家族も多いです。
また家族を日本に戻して、単身で頑張っている駐在者の方もいます。
そういった方々が一時帰国するというケース、本来であれば優先すべき事項と思いますが、
政府は今回規制対象をビジネス商談に限定しました。
また、
世界中の我慢から生まれている観光需要も取りこめたはずなのに、
誰得なのかよくわからない非常に残念な設定でした。
承認書は手書き
このご時世にまさかの手書きです。
手書きでいちいち確認してたら、そりゃ手続きに一か月もかかりますよ。
ますます世界に遅れる日本です。ここはデジタル庁に頑張ってほしいです。
承認書は日本語のみ
申請書の言語が日本語というのは驚きました。
まさかの、世界で2億人弱しか話せない言語のみをチョイス。
外国人を入れる気がないのか、せめて現地語と英語はグローバルスタンダードとしては取り入れてほしい。
外国人がこれを知れば、来る気が失せてしまいます。
ちなみに、最近日本で行われたRISE団体のキックボクシング大会に参加していたタイの選手ペットパノムルン・キャットムーカオは、3日隔離で対応してもらったようでした。
おわりに
まさに鎖国国家の日本を象徴するような政策でした。
島国で今後人口も減っていくことが避けられない国なので、経済成長のためにも開国方向に動いて欲しいなあという想いはあります。
国として開き直って鎖国化政策を推進しているなら納得感はありますが、
やってる本人たちは「規制緩和したった感」でしたり顔してそうなので非常に心配ですね。
海外に住む身としては、海外で頑張る日本人のことも少しは考えてほしいなと思いました。
通しで3年以上帰国していないので、そろそろ一時帰国したいですな。
湿っぽくなりましたが、独身海外生活もぜんぜん悪くはないですよ。
ほな、バイバイ!
’
コメント