こんにちは、のらねこです。
新型コロナウイルスの中で、ひそかに一つのゲームが歴史的にヒットしました。
その名もNintendo Switch「あつまれどうぶつの森」。
ヒットには必ずなにかしらの要因がついてきます。
それを偶然としてとらえるのではなく、要因を自分の中で言語化しておくことで、
今後の活動に再現性を持てるようになりますので、
「なぜあつまれどうぶつの森がヒットしたのか。」を分析していきたいと思います。
ヒットの要因
最近のゲームでここまで社会現象になったのは、あまり記憶にはないですね。
Nintendo Switchは発売当初から、いまだに品薄となかなかの大ヒット商品だと思います。
今の時代のエンタメ娯楽は、スマホゲームやネットフリックスやYouTubeなんかと戦っていかなければいけない(レッドオーシャン)ので、これだけの大ヒットをもたらした任天堂の底力はさすがというしかありません。
ヒット作はデータとしてもそれなりに分析する価値があると思いますので、検証していきたいなと思います。
売上状況
2020年3月20日に発売したあつまれどうぶつの森ですがは、発売から6週間で合計で1,300万本を越え、Nintendo Switchタイトルの中で最速の出足売上だそうです。
早くもニンテンドー3DS用ソフトウェア「とびだせ どうぶつの森」の生涯累計セールスルーを超え、「どうぶつの森」シリーズの歴史上最も多く売れた商品になっているらしいです。
タイで Nintendo Switchはプレーできるのか
少し脱線しますが、タイでNintendo Switch・どうぶつの森がプレーできるのかということをご説明いたします。
日本では生産が追い付かず、転売ヤーに買い占められが続き、入手困難なNintendo Switchですが、実はタイでは簡単に手に入ります。
エンポリアムのゲームショップなんかでも普通に売っていますので、当然少し値段は上がりますが、日本の2倍もしない程度で購入できます。
日本の転売やーさんとかのほうが、悪質ですね。
スイッチを手に入れてしまえば、あとはソフトはダウンロード購入でいけますので簡単です。
#オンラインは便利な時代になりました。
オンラインプレイは、月額プレイのNINTENDO SWITCH ONLINEに加入するだけでOKです。
NINTENDO SWITCH ONLINE 料金プラン
出典元:Nintendo Switch 公式サイトより抜粋
1か月プラン 306円
3か月プラン 815円
12か月プラン 2,400円
ファミリープラン(最大8アカウント) 4,500円
NINTENDO SWITCHには地域利用制限がないので、VPN等の接続は必要ありません。
タイではごく稀に、Switchの偽物が流通していたりもありますのでそのあたりは注意してください。
なぜあつまれどうぶつの森が大ヒットしたのか
少し脱線しましたが、本題のあつまれどうぶつの森がなぜヒットしたのかを分析していきたいなと思います。
もっともな理由としては「コロナ自粛でみんな家にいたからだ」というのは簡単ですが、
単純ですぎて分析にはなっていないと思います。(もちろん要因としてはかなり大きいと思いますが。)
まずは、どうぶつの森シリーズの魅力をみていきます。
▼どうぶつの森シリーズの魅力
- 自分の島を自由に作れるという自由度
- 癒されるキャラクターイラスト
- 仲間にできるキャラクターが豊富
- 自分のペースでコツコツできる
どうぶつの森シリーズにはこういった魅力があるシリーズです。
ご存知の通りどうぶつの森の魅力はたくさんありますが、
なぜ今更ながらブームが来たのか個人的な分析では以下の2点が重要と考えています。
2つのヒットの要因
要因① ハードの売り上げ台数
「Nintendo Switch(ハード)の販売台数」
Nintendo Switchの累計販売台数は5,500万台を誇ります。
任天堂64(ロクヨン)で3,000万台程度、スーパーファミコン(スーファミ)が4,900万台ですから、少子化ということを考慮してもかなりの台数ということがわかります。
やはりハードが売れないとソフトは売れませんから、ハードのNintendo Switchの売り上げが上がれば上がるほど、ハードとしてのインフラが築き上げられ、今回の大ヒットを支えた大きな要因になっている思います。
少子化のこの時代に、ほんとにすごい記録ですね。
今は大人も(大人のほうが)ゲームしますけどね。
▼最も売れたゲーム機の一覧
- ソニー:PlayStation 2(1億5500万台)
- 任天堂:Nintendo DS (1億5402万台)
- 任天堂:ゲームボーイ/ゲームボーイカラー(1億1,869万台)
- ソニー:PlayStation 4(1億1,040万台)
- ソニー:PlayStation(1億240万台)
- 任天堂:Wii(1億163万台)
- ソニー:PlayStation 3(8,740万台)
- マイクロソフト:Xbox 360(8,580万台)
- 任天堂:ゲームボーイアドバンス(8,151万台)
- ソニー:PlayStation Portable(7,640万台)
- 任天堂:ニンテンドー3DS(7,577万台)
- 任天堂:ファミリーコンピュータ(6,191万台)
- 任天堂:Nintendo Switch(5,577万台)
- 任天堂:スーパーファミコン(4,910万台)
- マイクロソフト:Xbox One(4,590万台)
※出典元:Wikipedia 参照
要素② インターネットの普及
もう一つのヒット要因として、「インターネットの普及」があります。
どうぶつの森というコンテンツは、もともとはコツコツ一人でやるゲームというイメージではありましたが、今ではインターネットの普及でSNSのTwitterなどで知らない方とカブの売り買いや商品の交換、住民の引き渡しなどが簡単にできます。
また、YouTubeのゲーム実況などでだれでも島を不特定多数にみせたり、
コミュニケーションツールとして使用できることから、コツコツゲームだったどうぶつの森をコミニケーションアイテムへと大きく変化させました。
これに加えてコロナで友達にも会えませんから、これらの仮想社会でのコミュニケーションが活発になってきますね。
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この2点の要因があつまれどうぶつの森が爆発的にヒットしたのが要因だと考えています。
ヒット要因考察まとめ
- Nintendo Switchのバカ売れによる、ソフトが売れるためのインフラが出来上がっていた
- インターネットの普及・発展による需要の変化 コミュニケーションツールとしての覚醒
これらの要因があつまれどうぶつの森のヒットの要因を生み出したのではないかと考えています。
インフラが大切な要因であるとするなら、ハードは無料展開してでも、ソフトを普及させるために必要な戦略かもしれません。
マイクロソフトやアップルはこのアプローチでゲーム市場のパイを奪おうとしてますね。
プレステ、任天堂といった日本の企業が今後のゲーム市場でどういった戦略をするのか注目です。
おわりに
スマホの普及からスマホゲームにパイを取られて家庭用ゲーム業界は縮小した時期がありましたが、最近の挽回をみると家庭用ゲーム機で育った人間にとっては非常にうれしく思います。
イースポーツなど世界的にも稼げる分野として認知されてきた流れもありますし、
需要や市場はこれからも格段に伸びていくと思います。
個人的には今年発売予定のプレーステーションの「PS5」は、どんなゲームがでるかも含めてかなり注目ですね。
個人的にはモンスターハンターあたりが出れば即買いですが、次回作のモンハンはNintendo Switch で発売の様です。
Nintendo Switch『モンスターハンターライズ』
YouTubeで実況プレーでもしてみたいなと思っていますがモンハンやると時間が無くなってしますので、要検討中です。
最後までありがとうございました。
ほな、バイバイ!
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