こんにちは、のらねこです。
2017年10月4日発売の『革命のファンファーレ~現代のお金と広告』を読み、最速で感想文を書きました。
いやー興奮が冷めあがりません。
読み終えた第一印象としては、まさに「革命家」という言葉が頭の中に浮かびました。
本内容でのネタバレご注意お願いします。
前置きが長いので必要ない方は読書感想レビューのところからお読みください。
まずはじめに
西野さんに興味を持ったきっかけについては、
時期は今年2017年の5月-6月頃でした。
情報感度が低く恥ずかしくながらですが、
ホリエモンの言動に注目していたので、たまたまNews Picksの動画「多動力対談」で興味を持ったところが最初で、考え方が面白く筋が通ていたのでそこからはドハマり。
YouTubeの西野亮廣独演会・出版著書・ゴッドタン・毎日キングコング・ShowRoom24時間生配信などの動画を中心に発言をとにかくあさりにあさりまくりました。
基本的に興味を持った方はこうやっていろいろなものを追っかけて研究するようにしいます。
西野さんの作品の中で、一番のお気に入りは絵本『Zip&Candy』です。
感動で泣ける物語なのでぜひ読んでほしい。
『Zip & Candy ~ロボットたちのクリスマス~』は全ページ無料公開されています。
この無料公開の戦略も、当時無料が当たり前でない時代に考えていたことがめちゃくちゃすごかったです。
※ビジネス書前作ももちろん拝見させていただきました。
魔法のコンパスの読書感想はこちらから
少し話を戻しまして、
キングコングの西野さんはもちろん名前知っていますし、漫才は何度も見ていましたが、
最近まではキンコン西野さんのクリエイターとしての活動をほとんど知りませんでした。
実は中学生の遠足の時大阪の街中で生で見かけたことがあります。非常にクールな印象でした。
大阪では吉本芸人はアイドルのような存在だったので、同級生の女子たちがテンションが上がりまくっていたのを今でも覚えています。
それからというものテレビでははねるのトびらでの売れ方以降はいいともなどたまに見かけていました。
それ以降、自分のテレビ離れもあったからか全然追っかけておりませんでした。
現在のビジネス的なブームになっている、多岐に渡りる活躍はここ最近まで恥ずかしながら知らなかったです。
※多岐にわたり活躍
・絵本作家(えんとつ町のプペル発行部数32万部)、
・ビジネス書(魔法のコンパス10万部)、
・クラウドファンディングは国内歴代トップ(一億円突破)など
そして一番身近で触れたのは、バンコクで先日行われたグローバルベンチャーフォーラムで1時間半の公演を聴いたことです。
本や動画でみていたと変わらず、戦略的な話と構成のすばらしさに完全に引き込まれました。
そして革命のファンファーレはかなり楽しみにしていましたが、タイでは販売が少し遅れる予定でした。
しかし、FBでの1,000シェア達成からKindle版の発売が即決定。
そのためタイに住みながらも当日ゲットが可能となりました。
これは、うれしい誤算です。
発売日に即行買い、最速感想を書いてみたので是非読んでみてください。
革命のファンファーレ 読書レビュー
本書は「お金」・「広告」・「クラウドファンディング」を人間の行動性を自らの経験をもとにエビデンス(主にはえんとつ町のプペル)として人間の行動性をこまかく分析している素晴らしい構成で膝を打ちました。
西野さんは「売り方は全てデザインされていて売れた理由に偶然がない」という戦略性のところに非常に感銘を受けました。
本書で気になった項目は以下の5点です。
(ホンマはもっともっとたくさんあるんだけれどもわかりやすく抜粋)
① 【番外編】クラウドファンディングの小技
既に西野さんがいろんなところで拡散していてかなりネタバレしまくりですが、
あえて内容は伏せます。
この番外編は非常に面白かった。
実際にはもっともっとクラウドファンディングで使える技はあるんでしょが、その辺は自分でクラウドファンディングサービスを使う時に考えてハックしていきたいと思います。
② アンチを手放してはならない
西野さんと言えば『Anti is Cute』(#FR2)のTシャツで有名ですが、
アンチを効果的に拡散材料に使い、売り方の導線の一部として組み立てているようです。
マイナスを排除するのではなく、使えるものはなんでもプラスに持っていく発想がめちゃくちゃ面白い。
‘オセロでいうところの角を抑えている’という表現が個人的に面白かった。さすがはオセロ名人です。
そういや西野さんはオセロの角を一つもとらずに勝てるって言ってたな。
#すごすぎっ!!です。
③ 無料公開で売り上げが伸びる
「人々は確認作業でしか動かない。ネタバレを恐れるな」とありました。
たしかに事例をみているとかなり納得できました。
しかし、ふと思ったのが、「コンビニのジャンプの立ち読み」ってどうなるんでしょうかね。
「あれができるからジャンプを毎週買わない人が増えてしまうよな。」とか「ネタバレはダメやん。」とか「それでも単行本購入がトータル的に増えるからいいのだろうか。」
そうやって読みながらいろいろ思い巡らせている中、答えは次の章で見つかりました。
④ 実力評価時代の到来
「実力がある人が真に評価される時代」が到来する
たしかに尾田栄一郎さんの『ONEPECE』は3億4000万部を超えているし、いまだに上がり続けています。
結局これからの実力社会ではネタバレを気にするしないというより、クオリティが高いものは必然と売れる時代。
「クオリティーを担保することが、最も大切」
ということなのでしょう。
⑤ しるし書店
中古本は中古本屋に売れば価値が同じだけど、だれが売った本かどうかで価値を変える、そういう誰の本かということで価値をもたせる本屋というのが西野さんの新サービス「しるし書店」。
しるし本は、ファンの有無は”あまり”関係がないというが、
好きな子や憧れの後輩からの需要なんて果たしてあるんだろうか。
それなら公の場「しるし書店」を使わず、直接取引するんじゃないって個人的には思いました。
まあ、サービスとしての面白さは間違いないです。
西野さんの今までにないものを生み出す姿勢がめちゃくちゃ尊敬できるんですよね。
自分もこの人(尾田栄一郎さん)のお勧めの商品が欲しいって思うことがあるので、
音楽ストリーミングのAWAアプリの「本バージョン」みたいな感じの、アプリがあると面白そうです。
おわりに
ここが今回一番しびれたところです。
一部引用させていただきます。
▼無料公開を決定した時のお話です。
決定権は偉い人(出世をした人)だけが持つ特権だと思われているが、違う。
「決定権」は、覚悟だ。
「面白いのですが、一旦持ち帰って、上の人間に確認します」という新人と、
「面白いので、僕がなんとかします」と言い切る新人。
同じ新人でも、後者には覚悟がある。決定権がある。
膝を震わせながら、それでも「なんとかします!」と言い切って、挑戦し、たとえば敗れた新人を、周りの人間は見捨てるだろうか?
いいや、見捨てない。
その新人が見せた覚悟は応援に値し、必ずもう一度チャンスがやってくる。
未来は「覚悟」に比例する。
一切の決定自分ではない誰かに委ねた人間には、その覚悟相応の未来しか待っていない。
“「決定権」は、覚悟だ。”というフレーズ
引用元:著書 『革命のファンファーレ』西野亮廣 あとがきより
いままで自分は企業の中で働く不自由さを、環境のせいにしている部分があったかもしれない。それが自分の弱さであると痛感した一文で、完全に突き刺さりました。
今からでも自分を変えていき動きたいです。
僕の中の革命のファンファーレは今鳴りました。
この本に今出会えてよかったです。
本は読んでも行動しないと意味がないです。
「今日が一番若い日。」頑張っていきます!!
最後まで見ていただきありがとうございました!
※魔法のコンパスの読書感想も是非御覧はこちらからご覧ください
これ見ても買うまではいかないって方は、だまされたつもりで無料公開ページだけでもご覧になっても損はありません。
ほな、バイバイ!
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