【タイ市場分析】空前のタピオカブームについて

ビジネス

こんにちは、のらねこです。

※本記事は2019年12月17日の投稿内容を一部リライトしたものです。

過去に起業をした経験がありまして、タピオカ店への参入をしていました。当時のタピオカブームに乗っかろうと行く形での起業でしたが、軌道に乗らず失敗してしまいました。心配の大きな要因は集客でしたが、マーケットの見誤りも大きかったと感じています。今後のタピオカの市場というのはいろいろなところで語られていますが、今後のタイのタピオカ市場はどうなっていくのかを分析からの考察を論理的に語っていきたいと思います。

タイのタピオカ市場について

日本では2019年に一大タピオカブームになりましたね。「タピる」が流行語大賞になったりとかなり印象的でしたね。流行語にはいると、終わってしまうのがブームの特徴でもありますので
来年はかなり縮小が予想されそうです。実は東南アジアでは7~8年以上前からタピオカブームがあります。
台湾の貢茶「ゴンチャ」とかCOCO(ココ)なんかは東南アジアですとかなり有名なチェーン店です。(今では日本でもどこにでもあるレベルですが)
実は私も6年7年以上前からシンガポールに住んでいたため、日本よりもいち早くタピオカドリンクを飲んでましたの。
そんな背景もあり、タイでも日本より多くののタピオカドリンク屋が出店しております。

のらねこ
のらねこ

タイのタピオカドリンク価格帯相場はピンキリです

有名店で100~150B(300円~500円)程度、ローカル店は15~50B(80円~200円弱)程度
とかなり幅広い金額設定がされています。

それでもタイでは安い店が人気なのかと言いますと、実のところそうでもなく、高い店でも美味しい店は人気が出ている印象です。
The Arrey なんかはかなり味で人気を出している気がしますし、Tiger Fireなんかはインスタ映え的な注目度で全日長蛇の列といった感じ。


▼The Arrey 

▼Fire Tiger

これらを見ていますと日本とそん色ない感じですので、タイのブームも一時的な人気の日本のようにも見えますが、ブームスパンで行くとかなり長期的なものなので、タイは来年以降も続くのではないかと考えています。

タイのブームが続く理由

ブームの続く理由としては以下のようなものではないかと考察しています。

タイは固定費が圧倒的に安い

タイは日本よりも圧倒的に固定費(土地代・人件費)が安いことが挙げられます。

日本の固定費

日本の場合、どうしても土地代(家賃)が高くなってしまうため、よほど爆発的な人気がないとタピオカでの生計が立てていくのは難しいです。
たとえば、タピオカドリンクの売上は一人あたり客単価:500円程度ですので、固定費をいれて単純に考えれば単純計算でも一日200杯ぐらいの売上が必要となってきます。都会の固定費でいけば、一日300杯とかがマストになってきます。
300杯規模簿の売り上げはどのような感じかといいますと、10:00~20:00営業のお店の回転でいうと「常に大行列店」というレベル感で回らないと厳しい感覚です。
それをな365日維持していくのは、非常にクレイジーな商売と想像できませんか?
上記を考えるとこれらを維持するようなビジネスモデルとしては、ブーム以前にお店側が長くは続かないのでは?です。

タイの固定費

一方タイの場合、一日のバイト代が一人当たり1,000円程度の日給でも実質問題なく、家賃は場所によってはというところはありますが、屋台ベースのエリアだと数万円の家賃(一日あたり数千円)なんてこともあります。このように固定費自体が圧倒的に安いのです。
つまり、1日あたり2,000-3,000円ほどの売上でペイしていけるとすれば、客単価は少し落ちても一日30杯程度の売上でも十分に黒字化できてきます。
このように一日30杯売り上げるとよい(多くても60杯位程度)と考えると、非常に簡単なビジネスに感じますよね。日本と比べればヌルゲーですね。
このようにビジネスモデルとして考察していくと、比較的お店が維持しやすいのでタピオカドリンク店が簡単には倒産しないイメージがつくと想像できるはずです。
他のアジア圏でもシンガポールなどでは同じ理屈ではすすまないかもしれませんが、東南アジアでもタイと同じような水準ですと同じ状況が該当してそれなりにイメージできるかもしれません。

起業したことに対する後悔はあるか?

当時は、計算が軽率だったこともあり起業には失敗しましたが、後悔という点ではまったくありません。
失敗は、次に活かせれば失敗とは言いませんし、というキングコングの西野さんの近畿大学のスピーチを聞いてからは、背中を押されております。また、このように記事として分析できたりしますので、皆さんのお役に立てるという点では、今後の活動にいろいろと展開していけると思います。
私の中では「失敗することよりも挑戦しないことが一番のリスク」です。そのため今後もどんどん挑戦していく人生にします。

最後にポートガス・D・エースのことばを送ります。『おれは決して人生に”くい”は残さない…!!!』

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